暑い夏にぴったり!屋根の遮熱塗装はどんな効果がある?
投稿日:2022.7.26 更新日:2023.10.6
7月に入ってだんだん暑くなってきましたね!そろそろエアコンをつけておかないと暑くて大変です。夏になると屋根の表面温度が高くなるのはご存知ですか?
「屋根が暑くなっても室内には関係ないでしょ?」と思われるかもしれませんが、実は吸収した熱は室内へ伝わり、室温を上げる原因になります。部屋の温度が上がってしまうと過ごしにくいですからエアコンをつけますよね?
しかし、室温が上がりやすい部屋を涼しくするにはエアコンの温度を下げたり、風量を上げたりしなければいけません。そうなるとエアコンの負荷も大きくなり、電気代にも影響してきます。
できれば室温が安定し、電気代も抑えたいですよね。そこでおすすめなのが屋根の遮熱塗装です。屋根を遮熱塗装することで室温の上昇を抑え、エアコンの効率も良くなります。
今回は屋根の遮熱塗装のメリットや遮熱塗装をするときの押さえておきたいポイントをお伝えします!
【夏の屋根はどれくらい暑い?】
太陽光の波長は紫外線、可視光線、赤外線があり、そのうち熱を発生させるのが近赤外線です。夏の時期は太陽も高い位置にあるため日が当たる時間が長くなり、屋根の表面温度も上昇します。
屋根はなにも遮るものがありませんから太陽からの光を直に受けるため、どんどん熱を吸収してしまいます。それではどれくらい屋根が暑くなるのか想像できますか?なんと夏場の屋根の表面温度は80度にものぼることがあります。こんなに高熱になると火傷してしまいますから屋根の上で作業をするときは手袋が必須です。
【屋根が暑くなるとどうなるの?】
屋根がどんなに暑くなっても部屋の中にいる私たちは直接日差しにさらされるわけではありませんから、とくに影響はないと思われるかもしれません。
それに現代では空調機器が発達してエアコンがありますから暑くなれば冷房をつけて部屋を涼しくすればいいだけです。しかし、屋根の温度が上昇することは、みなさんが思っているよりも密接に関係してきます。
熱は移動する性質があり、熱の伝わりやすさを伝導性と呼びます。専門用語が出てきて少し難しく感じてしまうかもしれませんが、簡単に言いますと太陽からの熱を屋根が吸収し、その熱が屋内へと伝わってくるということです。
吸収した熱が高いほど部屋に伝わる熱も高くなるため、屋根の表面温度が高いと室温上昇の原因になります。
【部屋の温度が下がり、電気代の節約にもなる遮熱塗装】
室温が上がりやすくなればエアコンを効かせて室温を下げようとしますよね。しかし、熱の伝わりが多くなれば室温を下げるにもそれなりのパワーが必要です。通常時よりも冷房温度を下げたり、風量を上げなければ中々部屋を涼しくできませんからエアコンの負荷も大きくなります。
そこで室内環境を改善できるのが遮熱塗料です。
まずは遮熱塗料のメリットを見てみましょう。
【遮熱塗料のメリット】
・太陽光の熱の吸収を遮蔽し、温度上昇を抑制する
・室温上昇を抑えることができる
・エアコン効率が良くなり、電気代も節約ができる
上記が遮熱塗料のメリットですが、なぜこんなに効果がでるのかご説明していきます。
【近赤外線を遮蔽し、熱の吸収を抑える】
遮熱塗料は名前にもあるとおり熱を遮る性能を持っています。はじめにもお伝えしましたが、熱を発生させるのが太陽光の波長の中の近赤外線です。
遮熱塗料はその近赤外線を反射し、熱の吸収を抑えることができます。この熱を反射する性能は日射反射率で表しています。
より優れた遮熱性能を重視したい方は日射反射率や全日射反射率(すべて波長を反射する割合)の高い遮熱塗料を選ぶといいでしょう。
【室温が上がりにくくなり、さらに電気代も節約できる】
屋根の表面温度が上がりにくくなれば室内温度も緩和されます。屋根を遮熱塗装すると約15〜20℃の屋根表面温度を低下され、室内は約1〜3℃の低減効果が期待できます。
室内温度が1℃下がると空調ひが約10%削減できると言われていますので、遮熱塗装することで室温改善、電気代の節約と省エネ化が実現できます。
【遮熱塗装を採用するときにチェックしておくポイント】
ここまで夏場の屋根の温度や遮熱塗装の効果についてお伝えしました。室温が改善し、省エネ効果も得られるのなら遮熱塗装もいいかもと思われる方もいるのではないでしょうか。
屋根を遮熱塗装することで快適な室内環境と省エネ効果を得ることができますが、すべての建物に効果を発揮するというわけではありません。遮熱塗料を採用するにあたって注意しておくポイントもありますので、以下のチェックポイントを見て遮熱塗料をご検討ください。
【断熱性の高い家だと遮熱効果は感じにくい】
遮熱と似ていますが、断熱とは熱の伝わりを防ぐ性能のことです。断熱性が優れていると熱の吸収はありますが、それ以上熱が伝わらないようになっています。現在の住宅は一定の省エネ基準があり、断熱性も高くなっています。
屋根断熱を採用している家や断熱性の高い断熱材を小屋裏(屋根裏)に設置されている家は断熱性に優れていますので、屋根が熱を吸収しても室内にまで熱が伝わりにくくなっています。
このような高い断熱性を持つ家の場合は遮熱塗装をしても効果を感じにくいかもしれません。
【色によって遮熱性能が違う】
塗料メーカーの遮熱塗料のカタログを見ると色ごとに近赤外線日射反射率や全日射反射率が異なります。色の違いで遮熱性能が変わってくるため色を決める時は性能に注意して選びましょう。
一般的に明度が低くなるほど近赤外線日射反射率と全日射反射率は低くなります。(明度が低い色とは黒に近く、暗めの色のことです)遮熱効果を重視したい方はライトグレーやホワイトなどの明度の高い色になります。
色ごとの性能は遮熱塗料のカタログに記載されていますので色を決めるときは遮熱性能の数値もチェックしておきましょう。
【汚れや塗装の劣化で遮熱性能は低下する】
遮熱性能もいつまでも維持するわけではありません。とりわけ気をつけなければいけないのが汚れの付着と変色(または褪色)などの塗装の劣化です。
汚れや塗装の劣化で遮熱性能は低くなっていきますので、性能を長く維持したい方は変色防止に優れる無機顔料を混合した遮熱塗料や低汚染性に優れた遮熱塗料を選ぶといいでしょう。
遮熱塗料については下のページもぜひご参考にしてください。
【遮熱塗装は業者選びも大切です!】
ここまで遮熱塗装の効果や採用にあたっての注意点についてお伝えしてきました。夏になると部屋が暑くてエアコンも効きにくいというお家は遮熱塗装することで改善されるかもしれませんので、ぜひご検討してみてください。遮熱塗装は通常の塗料とは違って下塗り剤も遮熱性能を備えた専用のものを使います。
正しい施工方法で塗装しなければ性能を最大限発揮できませんから遮熱塗装の実績を持つ業者に工事を依頼することが大切です。
も遮熱塗装のご相談をお待ちしておりますので、遮熱塗装が気になっている方やもっと遮熱塗装について知りたいという方はぜひお問い合わせください。建物診断も無料で実施しておりますので、お家のことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断についてはこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。
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