外壁塗装の相場価格はいくら?価格を左右する要素も解説!
投稿日:2023.4.30 更新日:2023.10.5
建物は年数の経過とともに劣化していくもの。外壁塗装は大切なお住いを維持していくために必要なメンテナンスですから、いずれ工事をする時期がやってきます。
外壁塗装は足場を設置する工事でして、費用も高額です。簡単にやり直せる工事ではありませんから、後悔がないようにしっかり準備をしておきたいですよね。
これから外壁塗装をお考えの方は、塗装工事の相場価格を知っておくことが大切です。トラブルも多い工事ですから、外壁塗装の相場価格を知って、適正な価格で外壁塗装をしましょう。
本日は外壁塗装の相場価格と相場を知る理由、外壁塗装の内訳などをお伝えしていきます!
【外壁塗装の相場価格はいくら?】
外壁塗装の価格は建物の規模や形状、施工状況、使用する材料などで変わりますが、ある程度の相場というものがあります。
外壁塗装は定価というものがありませんので、適正価格で工事をするために相場を知っておきましょう。
外壁塗装の相場価格は「51〜120万円ほど」です。
ほとんどの外壁塗装工事は、この相場の範囲内ですから、相場から著しく離れる価格で提案されている場合は要注意です。
工事代が高ければ、当然警戒しますが、もし、価格が安かった場合はどうでしょうか。工事代は安いことに越したことはありませんが、相場よりも安すぎるのも問題です。
価格が安くても工程を省いたり、安い塗料を使ったりしてコストを下げているかもしれません。質の低い工事をされてしまうかもしれませんので、根拠のない価格設定には注意しましょう。
外壁塗装の相場についてはこちらの「外壁塗装の相場価格」もご参考にしてください。
【外壁塗装の内訳】
外壁塗装の価格はどんな構成になっているかご存知ですか?価格構成を知っておくことも外壁塗装の理解を深める要素ですので、ぜひ知っておきましょう。
外壁塗装の価格は以下の構成になっています。
「材料費」+「施工費(人件費)」+「諸経費」=外壁塗装の費用総額
上記の費用の中で変動するのが「施工費(人件費)」です。費用が変わる理由は、建物の状態や工事規模、施工状況によって対応が違うからです。
建物が大きければその分だけ施工費は上がりますし、劣化が激しく、補修範囲が広いと工事の手間が増えて施工費が上がります。
一番費用が掛かるところですが、絶対に費用を落としてはいけないところでもあります。
外壁塗装は人の手で行われますから、人件費を落としてしまっては質の高い工事は難しくなります。
もし、施工費を極端に値引きする業者なら、工程を省いている可能性がありますのでご注意ください。
外壁塗装の費用についてはこちらの「料金について」もご参考にしてください。
【外壁塗装の価格を左右させる要素】
それでは次に外壁塗装の価格を左右する要素についてお伝えします。
価格を左右する要素は全部で6つ。
ただし、見積もりだけですべてを判断することは難しいですから、見積価格の根拠については業者からしっかり説明をもらっておくことをおすすめします。
【使用する塗料の種類】
塗料は安価なものからハイグレードのものまであります。一般的に高性能になるほど塗料の価格は上がる傾向です。
塗料は性能の高さだけを重視するのではなく、価格と性能のバランスが取れていることが大切です。
現在ではシリコン塗料やラジカル塗料がコストパフォーマンスに優れていておすすめです。
塗料について詳しく知りたいという方はこちらの「塗料について」をご覧ください。
【外壁材や屋根材の種類】
外壁材や屋根材の種類でも価格は変わります。サイディングやALCの場合はシーリング工事が必要になりますし、スレートなら縁切りが必要です。
モルタル外壁の場合は、クラックが生じやすいため、10年以上経過している場合は、塗装と一緒に補修工事が必要になるかもしれません。使用されている外装材で、作業手間が変わり、それに応じて価格にも差が出てきます。
【屋根の勾配(傾斜)】
屋根の勾配(傾斜)によっては屋根足場が必要になります。屋根足場とは、屋根の上に設置する足場のことです。屋根足場が必要なのは6寸勾配以上の急勾配屋根です。
通常の足場と一緒に屋根足場も追加されますので、工事価格が上がります。また、3階建ての建物は足場の設置面積が大きくなりますので、2階建てと比べて費用が掛かります。
足場代についてはこちらの「外壁塗装の足場代はいくら?節約する方法はあるのか解説!」もご参考にしてください。
【付帯部の量】
付帯部とは外壁や屋根以外の部材のことです。付帯部には破風板や軒天井、雨戸、雨樋などがたくさんあります。外壁塗装を行う際は付帯部も一緒に塗装することをおすすめします。
付帯部は建物によって取り付けられているものが違い、付帯部の量が多いほど工事範囲は広くなりますので、価格は高くなります。
【劣化状態】
建物は風雨や太陽の紫外線などにさらされて年数の経過ともに劣化していきます。劣化の進行具合も外壁塗装の価格を左右させる要素の一つです。
当然、劣化が激しいほど補修や交換などの工事が必要になり、工事代が掛かります。コストを抑えたい場合は、劣化が進まないうちにメンテナンスすることが大切です。
【業者の種類】
外壁塗装を請け負う業者は「ハウスメーカー」や「工務店」「リフォーム専門店」「塗装業者」などがあります。
業者によって経営形態が違い、工事を下請けに依頼しているところもいます。業者の経営形態でも外壁塗装の価格は変わりますのでご注意ください。
下請けに工事を依頼している業者は、中間マージンが発生しているため、自社施工で工事している業者と比べて価格が高いです。
そのため「下請けに依頼している業者」と「自社施工業者」では、施工費が安いのは「自社施工業者」です。
業者の経営形態でも価格が違うということをぜひ知っておきましょう。
下請け施工と自社施工の違いについてはこちらの「安さの秘密」をご覧ください。
【外壁塗装の相場価格を知っておく大切さ】
ここまで外壁塗装の相場についてお伝えしてきました。
外壁塗装は定価のある既製品とは違い、一棟一棟の施工状況や工事内容に合わせて価格を見積もります。
一般的な買い物とは違って価格設定がわかりにくいですから、相場価格をちゃんと知っておくことが大切です。
価格がわかりにくいのをいいことに高額な工事代を請求してきたり、工事内容や使用する材料は曖昧に記載して安い価格で工事をすすめてくる悪徳業者も存在します。
上記でお伝えした「価格を左右させる要素」が関係してこなければ相場価格から大きく離れることはありません。見積もりを細かくチェックし、業者からも工事について具体的に説明をもらって、適正価格なのか見極めましょう。
は無料で建物診断を行っておりますので、これから外壁塗装をお考えの方はお気軽にご相談ください。
無料診断についてはこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。
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