縁切りってなに?スレートの塗装で欠かせない縁切りについて解説!
投稿日:2023.2.28 更新日:2023.10.5
目次
スレート屋根の塗装には「縁切り」という大事な作業があります。
この「縁切り」が適切に行われているか、行われていないかで、雨漏りにつながってしまいますので、これから屋根塗装を考えいている方は、「縁切り」とはどんな作業で、どうして重要なのか知っておきましょう。
本日は縁切りとはどんな作業か、重要な理由、縁切りの方法などをお伝えしていきます!
【縁切りは雨漏りを防ぐ大事な作業】
ここでは「縁切りとはどんな作業か」「縁切りの必要性や役割」をお伝えします。
【縁切りとはどんな作業?】
スレート屋根は現在の住宅の屋根に多く普及している屋根材です。塗装を施して防水してありますので、経年劣化したら再塗装が必要です。
「縁切り」はスレートの重なりに隙間を設ける作業のことです。
縁切り方法の詳しいことは後述しますが、タスペーサーを設置したり、カッターで塗膜を切り込みを入れたりして、スレートの重なりに隙間を設けます。
それではどうして縁切りが重要なのか、次の項目でご説明します。
屋根塗装の必要性についてはこちらの「屋根塗装は本当に必要?塗装をする目的とタイミングを解説」をご覧ください。
【塗膜の密閉を防ぐのが縁切りの役割】
なぜ「縁切り」が重要なのかというと塗装後に雨漏りを引き起こしてしまう恐れがあるからです。
スレートは厚さが5mmほどの平たい屋根材でして、スレートの重なりにできる隙間はとても狭くなっています。
まだ一度も塗装していない状態なら隙間が保たれていますので、問題ありませんが、塗装をすると、このスレートの重なりにある隙間を塗膜で密閉してしまいます。
スレートの重なりにある隙間はわずかしかありませんが、それでも屋根材の下に入った雨水がその隙間から逃げていきます。
もし、塗膜で隙間を埋めてしまったら、屋根材の下に入り込んだ雨水が外に逃げなくなって溜まってしまいます。
屋根材の下で水が溜まった状態になるとどうなると思いますか?
屋根材の下で長期間、水が溜まっている状態になり、湿気も多くなります。屋根材の下にはルーフィングや野地板があり、このような状態に触れ続けることで劣化を早め、防水性能の低下や野地板の腐食を起こしてしまいます。
ルーフィングが防水性能をなくせば水が内部に流れてしまいますので、雨漏りを引き起こしてしまいます。
「縁切り」は塗装後に雨漏りを発生させないようにする大事な役割があります。
【縁切りは二つの方法があります】
前述でも挙げましたが、縁切りの方法は「タスペーサー」と「塗膜に切り込みを入れる」二つの方法があります。
それでは以下に各方法についてご説明いたします。
【タスペーサー】
タスペーサーは厚さ2mm、幅4〜5cmほどの部材でして、スレートに差し込んで使用します。
タスペーサーを差し込むことで屋根材が持ち上がり、塗装後も塗膜で密閉されず、隙間を設けることができます。
タスペーサーを使用するメリットは、
・仕上げ前に設置できるため、傷や汚れをつけずに縁切りができる
・屋根材の破損を防ぐことができる
・施工が容易で精度が安定している
・時間短縮できる
などがあります。
現在ではタスペーサーを用いて縁切りをするのが一般的です。
【塗膜を切り込む】
カッターや皮すきを使って塗装後の塗膜に切り込みを入れて隙間を設けるのが従来の方法です。
現在ではタスペーサーを使用するのが一般的ですが、条件によっては従来の方法を採用することもあります。
「塗膜に切り込みを入れる方法」は、塗装が仕上がった後に行うため、塗装に傷や汚れをつけてしまうリスクがあります。
また、一枚一枚手作業で行いますので、時間がかかり、精度もタスペーサーと比べると劣ります。
「縁切り」は施工を間違えると雨漏りにつながってしまうため、精度の高い施工が求められます。
精度を求めるなら、施工が容易で精度も安定しているタスペーサーで縁切りすることが望ましいでしょう。
縁切りについては下のページでもご紹介しておりますので、良ければこちらもご覧ください。
【スレート屋根の塗装は縁切りをしているかよく確認しましょう!】
ここまで「縁切り」についてご説明してきました。
どうでしたか?
スレートの塗装は適切な施工をしないと雨漏りのリスクが高くなってしまうため、雨漏りの原因となる「縁切り」はとくに注意しておかなければなりません。
ただし、すべてのスレート屋根に縁切りが必要というわけではありません。
・急勾配屋根
・隙間が4mm以上開いている
・スレートが反っている
・スレートの劣化が激しい
上記の状態の場合は、タスペーサーを使わないことがあります。
縁切り方法は実際に屋根を見て判断する必要がありますので、これから屋根塗装をお考えの方は、専門業者に屋根を見てもらいましょう。
は無料で建物診断を行なっておりますので、屋根塗装をお考えの方はお気軽にご相談ください。
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屋根塗装はトラブルが多い工事です。縁切りをしているか工事前によく見積もりや業者からの説明を聞いて確認しておくことが大切です。
もし、雨漏りを起こしてしまったら、塗装をやり直すだけでは済みません。建物の老朽化を早め、寿命を縮めてしまう恐れがありますので、必ず縁切りがされているかを確認し、適切な施工方法で屋根を塗装してもらいましょう。
雨漏りについてはこちらの「雨漏りするとどんな被害がある?原因と雨漏りを防ぐ工事」をご覧ください。
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